一条工務店は数ある大手住宅メーカーの販売戸数で1位という実績があります。
販売戸数業界第一位として実績のある一条工務店でも評判を調べると悪い口コミを見ます。
その口コミの中で、「これは違う。」と感じるものがある一方、共感できる悪い口コミもありましたので契約者である施主の視点からお話していきます。
こんな方におすすめ
- 契約者(施主)の視点から一条工務店の口コミは合っているのか知りたい
- 私自身が感じた一条工務店の不満を知りたい
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一条工務店の悪い評価(口コミ)
営業の対応が悪い
・営業がしつこくて困る
・契約後の担当営業の態度が変わる
・アフターサービスの対応が悪い
と建物に関する悪い評価もありましたが、上に挙げた担当営業に関する悪い評価の方が目立ちました。
営業がしつこくて困る
ノルマやインセンティブが関係しているのではないでしょうか。
一条工務店の内情は知りませんが住宅業界はノルマやインセンティブがありますので、やはり営業はしつこくなります。
私の場合は営業がしつこいと思った時が2回ありました。
1つ目が、一条工務店の展示場に初めて訪れた帰りに「i-tab」を貸し出すと言われお断りをしましたが、
ご返却はいつでも構わないので。
と少々強引にi-tabを渡されました。
当時は他の展示場を回るついでに入っただけで、一条工務店は高いから見るだけと思っており、返す時に再度展示場に来ないと行けないから面倒と思っていました。
「i-tab」とは、一条工務店から貸し出しされるタブレット端末のこと。豊富なプランからお気に入りの間取りを探したり、実際に一条工務店で建てた施主のインタビュー動画等が観れる。
もう1つがキャンペーンの営業です。その時は3つ紹介されましたが、
今ならキャンペーンが適用されますので、名前だけでも書いておきませんか?契約しなくても大丈夫です。
美容系の押し売りみたいな感じで驚きました。
結局は契約したので当時のキャンペーンが適用されましたが、キャンペーンは毎年似たようなものをしているので焦る必要はないです。
注文住宅の販売戸数は年々減少傾向なので、強引な営業に出くわす可能性はどこのハウスメーカーでもありえる話です。
契約後の担当営業の態度が変わる
私の担当営業はありませんでした。
設計士や外構業者と打ち合わせをしていると、担当営業の方が子どもと一緒に遊んでくれたりしたのでスムーズな話し合いができました。
そして帰る間際にいつもトミカを子どもにプレゼントしてくださりました。
お陰で我が家にはトミカが溢れてます(笑)
アフターサービスの対応が悪い
まだアフターサービスを受けたことがないので私の実体験ではありませんが、アフターサービスの悪評は目立ちました。
その理由が、修理の依頼をしても一向に連絡がないという評価でした。修理の依頼は適切かつ迅速に対応していただきたいです。
一条ルールで理想の家が建たない
一条工務店には「一条ルール」と言われている数多くのルールが存在します。
間取りや窓等ありとあらゆるものに制約があるので、理想の家から遠ざかっていくこともあります。
ハウスメーカー独自のルールは他メーカーでもあり、タマホームだと「タマルール」といったものがあります。
ですから、どこのハウスメーカーで建てようとしても理想の家づくりの壁はあります。
私も一条ルールで理想の家から少し遠ざかってしまいました。
実際に私が実際に悩まされた一条ルールをお話しします。
営業でも網羅できないルールですので、ここでお話したことが一条ルールの全てではありませんが参考にしてください。
総二階なのでi-smartの外観に独自性がない
i-smartの2階建ては総二階なので、どうしても箱型の様な家になってしまい独自性がなくなってしまいます。
i-smartやi-cubeの建物は殆どが外壁にハイドロテクトタイルを採用しているので個性がなく、どの家も似た造りになってしまいます。
ハイドロテクトタイルは縦方向に2色までしか使えない
ハイドロテクトタイルは全5種類のカラーがありますが、選べるのは2色までとなっています。
さらに縦方向にしか塗り分けができないので、1階部分は白で2階部分は黒といったことができません。
我が家は1階と2階で塗分けたかったのですが、即できませんと拒否されました。
フローリングの貼り方向はボックス階段の向きで決まる
i-smartはボックス階段かオープンステアのリビング階段のどちらかを設置が可能です。
我が家が採用したボックス階段ですが、階段の踏み板の垂直方向にしかフローリングを貼ることができません。
このように、階段の踏み板と垂直方向にフローリングが貼られています。
なんでもフローリングの耐久性によるものらしいですが、フローリングの貼り方向って部屋の広さを錯覚させてくれたりと結構重要だと思うので、補強でどうにかならないんでしょうか。
窓の制約が厳しすぎる
我が家の2階寝室の窓(赤矢印)は部屋の大きさの割に小さいです。
本当は大きな窓にしたかったのですが、小さくしなければいけない理由が、1階LDKの窓(青矢印)により耐力構造上小さくしなければならないといった制約を受けてしまい、部屋の広さに合わない窓になってしまいました。
ロスガードは2階にしか設置できない
平屋は違いますが、2階建ての場合は2階にしかロスガードを設置できません。
ロスガード
24時間換気システムは法律で設置が義務付けられていますが、場所を取るので配置場所には困ります。
オリジナル製品ばかりで悪い低品質のものばかり
一条工務店オリジナル製品は、フィリピンで自社開発・自社生産したものになっています。
自社生産することによって、一条工務店のコストパフォーマンスの高さがあるのです。
しかし、一流メーカーを超えることはまずないので、メーカー品と比べると遜色がはっきり出てしてしまう部分もあるかと思います。
一流メーカーと比べて劣っているだけで使う分には何の不便のない製品ですので、私は一条工務店オリジナル製品で十分満足しています。
ココに注意
他社製品を導入することは可能ですが、高額なオプション扱いになってしまいますので注意。
まとめ
ポイント
- 一条工務店の営業は悪い評価が多い
- 一条ルールでi-smartやi-cubeの外観に個性や独自性がない
- 内装の制約が多く、理想の家から遠ざかってしまう
- オリジナル製品ばかりで一流メーカーと比べると劣ってしまう
今回は一条工務店の悪い評価についてお伝えしていきました。
私も一条工務店に対する不満はいくつかあります。
ですが気に入った間取りで作ってもらえることができて、年中快適で過ごしやすい住宅ですので大変満足しています。